DMM Axle

Dual Motor Multi Driving Mode e-Axle 「DMM Axle」

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1カラムの見出し

「DMM Axle」は2つのモーターと2段変速機構を内蔵した低電費と高い動力性能を両立する革新的e-Axleです。
力行4モードと回生2モードの自動切換え制御により、それを実現しています。
また、小型・扁平構造のため、車両の低重心化やインテリア、エクステリアデザインの自由度を拡げます。

「DMM Axle」紹介動画

「DMM Axle」の特徴

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低電費

一般的な1つのモーターで変速機構のないe-Axleでは、高いモーター効率での走行シーンは限られます。「DMM Axle」は、2つのモーターと2段変速のコンビネーションを走行シーンにより切り替えることで、高いモーター効率の走行シーンを大幅に拡大し、低速でも高速でも省電力での走行が可能になります。

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Multi Driving modes

2つのモーターと2段の変速ギヤとを組み合わせた4つの最適な駆動モードを、走行状態に応じてシームレスに自動で切り替え、低電費でありながら高い動力性能を実現します。
「1motor Lowモード」は発進から低速走行時に、「1motor Highモード」は中速から高速での電力消費を抑えた走行シーンで、「2motor Low /Highコンビネーションモード」は登坂路等パワーが必要な走行シーンで、「2motor Highモード」は高速合流や追い越し等の速い車速でパワフルな加速が必要な走行シーンで使われます。
回生は、「1motor Highモード」と「2motor Highモード」の2つのモードで可能です。

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シームレスでスムーズな変速機構

「DMM Axle」はモーター、インバーター、ギヤボックスが一体となった3軸構造のe-Axleです。
Lowギヤ側のモーター、インバーター、Highギヤ側のモーター、インバーターをそれぞれ左右対称に配置し、それぞれのモーターはLowギヤとHighギヤに接続しています。
第2軸にあるLowギヤの内周部に内蔵されたワンウェイクラッチはHighギヤに直結した第2軸の回転数がLowギヤの回転数を上回るとロックが解除され、Lowギヤがフリーになることで、LowモードからHighモードへ、シームレスに切り替わります。
第1軸に設置したドグクラッチにより左右のモーターを直結することで、力強い走りを実現します。

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薄型・コンパクト設計

「DMM Axle」の左右対称、薄型フラットでコンパクトな形状は、車両のより低い位置に搭載可能です。
これによって車両重心が下がり、より安定した走りの実現を可能にします。またインテリアやエクステリアデザインの自由度が高まります。
さらに、そのコンパクトさから多様な車両レイアウトへの適用が可能です。

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DMM Axleを搭載したプロトカー

電気自動車メーカーであるGLM株式会社との協業により、トミーカイラZZをベース車両とし、「DMM Axle」 を車両前後に搭載したプロトタイプカーを作製しました。
計4基のモーターは、60kW, 220Nmを出力し、最高速180km/h、0-50km/h加速2.2秒という動力性能を発揮します。
機能/性能/適合等のテストを重ね、日々進化を続けています。

 

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